【おすすめ本要約】相手に合わせる「いい人」はもう、やめよう。「人生を言いなりで生きるな」永松 茂久【自己啓発/不安/夫婦/仕事の悩み】

【おすすめ本要約】相手に合わせる「いい人」はもう、やめよう。「人生を言いなりで生きるな」永松 茂久【自己啓発/不安/夫婦/仕事の悩み】

「人生を言いなりで生きるな」永松 茂

著:永松茂久
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著者略歴

永松 茂久

大分県中津市生まれ。たこ焼き屋の行商から商売をはじめ、日商平均25万円を売るたこ焼き屋として、メディアで大反響になる。

「一流の人材を集めるのではなく、今いる人間を一流にする」というコンセプトのユニークな人財育成には定評があり、数多くの講演、セミナーを実施。

「人の在り方」を伝えるニューリーダーとして多くの若者から圧倒的な支持を得ており、累積動員数は述べ25万人にのぼる。経営、講演だけではなく執筆、人財育成、出版スタジオ、イベント主催、映像編集、コンサルティングなど数々の事業展開をこなす、メイドイン九州の実業家である。

はじめに

 ・ まわりの人に合わせすぎて、いつも自分を抑え込んでしまう人

 ・ 自分の学歴にコンプレックスがある人

 ・ 親の期待を裏切らないように生きてきた人

 ・ 会社や上司の方針にプレッシャーを感じている人

 ・ 自由に生きている人に対して憧れを抱いている人

 ・ 「もっとやりがいのある仕事がしたい」と思っている人

多くの人が、穏便に生きることがいいことであり、大人になることだと信じています。自分を出すと出る杭になってしまいます。だから、自分を抑えて、周りに合わせようとします。

そうすることで安心感も覚えます。しかし、そうやって自分を押さえ込んで生きる癖が身についてしまうと、やがて自分自身から嫌われてしまいます。こうなると人生は途端に窮屈で、つまらないものになってしまいます。

人生を好きで行きたいなら、自分を抑えて生きるのはやめてください。人生はもっと自由で選択の幅は無限です。この本では誰かの言いなりにならず、自分らしく生きる方法が38個紹介されています。

この要約では、その中から厳選した7個を解説していきます。自分らしく行きたい人や、やりたいことが見つからなくて悩んでいる人におすすめです。

1.自分の型を見極める

人の成長や成功には、二つの型があります。

まずは自分の目標をはっきりと立てて、そこに向かって必要な事を一つ一つクリアしていく、そして理想のゴールにたどり着くパターンです。

この生き方を、「ビジョン型」と呼びます。イチロー選手だったり、大谷翔平さんはまさにこのタイプの典型の成功モデルです。

もう一つは、未来のゴールはぼんやりしているけど、自分の目の前にある仕事や、目の前にいる人に対して全力で向き合うことで周りからチャンスがやってくる、それを一つずつクリアしていくたびに自分が本当にやりたかったことへたどり着く。といったパターンです。

この生き方を「価値観型」と呼びます。文字通り夢やビジョンよりも、自分の価値観を大切にしながら生きていくスタイルです。

これは、やりたいことがわからない人の成功法則と名付けていいと思えるくらい、意外に成功者はこのパターンであるケースが多いです。あなたの周りにいる成功者と呼ばれる人も、深く聞いてみると「価値観型」のケースが圧倒的に多いはずです。

そして価値観の基準は大きく分けて三つあります。

 ① 自分の生き方としてかっこいいのか、かっこ悪いのか

 ② 自分にとって楽しいのか、楽しくないのか

 ③ 自分にとって善なのか、悪なのか

この三つの基準が、価値観を形作るものの正体と言えます。これは頼まれたことを何でも「はいはい」と「いいなり」になってやることではないです。

あくまでも「他人ではなく、自分自身」の基準の中でかっこよく、楽しく、そして自分が良いと思ったことを全力で取り組んでいくことです。

この自分の価値観を軸にして、目の前のことに取り組んでいくと道がどんどん開けて行きます。「ビジョン型」「価値観」あなたはどっちのタイプですか?

2.「達成しなければ」という使命感を今すぐに捨てる

やりたいことを焦って見つけなくていいです。それはいくらやりたいことでも、やって楽しいかどうかわからないからです。

やりたいことをやろう!やりたいことを仕事にしよう!と言っても、実際に始めた時に実は全然やりたかったことじゃなかった。。。そんなこともあります。

いくらバイトで楽しかったとしても、自分で起業したり経営するとその意味合いは全く違ったものになります。

達成しなければ・・・という使命感は今すぐに捨てて下さい。初志貫徹、目標達成は本当にすごいことです。しかし多くの人はそんなに強くはできていないです。ほんの些細なことで迷ったり、飽きてしまうこともあります。小さな失敗をして、モチベーションが見えなくなってしまうこともあります。もしくはやっているうちに目の前にもっと魅力的な世界が広がることもあります。

そんな時は迷わずにそっちに進んでください。

変えることを恐れる必要はないです。ものは考えようです。「続かないこと」で悩むのではなくて、「変わって当たり前、だって私は好奇心旺盛で柔軟だから」と思ってください。今やりたいことがわからなかったら、「かっこよくて、楽しそうで、自分がいいと思える」ことという自分の価値観を再確認すればいいです。

「やりたいことを見つけよう」という言葉の言いなりにならなくていいです。焦る必要もないです。やりたいことが分からない時は「価値観期」やりたいことが見えた時は「ビジョン期」、そう考えれば人生は更に楽しくなります。

達成することだけに縛られず気軽な気持ちでやってください。

3.学歴をあてにしない

大成功する人たちは、すべてが高学歴の人ではないです。

高卒だったり高校に入っていない人もたくさんいます。しかしうまくいったのにはある共通点があります。それは学歴を当てにせず、社会に出てから学んだ人であるってことです。

社会に出ると明確な仕事に就きます。そしてその仕事仕事によって、それぞれが持っている必要な知識があります。ここに的を絞って学ぶことです。そうすることでただなんとなく仕事をしている人達の群れから頭一つ抜きん出ることができます。

その絞るべき的の一つ目は、その「仕事に対する専門知識」です。あなたが今やっている仕事の専門知識をしっかりと学んでください。

そして二つ目が「人間学」です。社会は色んな人間で構成されています。若い人からお年寄りまで、いろんな世代で作られています。周りの人に好かれるのか、嫌われるのかで社会生活は180度違ったものになります。

そこで必要なものは、「コミュニケーション能力」だったり「礼儀」だったり「気遣い」だったりという「人間の気持ちを掴む力」です。

こうした生き方の知恵を学ばないまま、ぶっつけ本番で行くと苦労することは目に見えています。だからこそ人間についてしっかりと学ぶ、「人間学」を学ぶ必要があります。

三つ目が「本を読むこと」です。日本人である僕たちは、日本語を使って人と交流をします。相手の言葉を理解したり、相手の意図を汲み取ったりします。

その時に一番必要なのが「国語の力」です。そしてこの人間学や、日本語を学ぶのに一番手っ取り早いのが本を読むことです。人間学であれ、専門知識であれ、社会に出て本を読む習慣を持つと恐ろしいほど役に立ちます。

「専門知識を学ぶ」「人間学を学ぶ」「本を読む」この3点セットを習慣化してください。

必ず社会において役に立ちます。社会に出た後に、本当に大切になってくるのは学歴ではなくて今からしっかりと学ぶ意識です。

4.何のための仕事なのかを見つめ直す

仕事は適当にやってしまって、あとはプライベートを充実させる。どうせ仕事っていうのは生きていくためのお金稼いだから、言われたことだけをやればいい。そんな論調よく耳にします。

しかし、仕事はあなたが起きている16時間の中で最低でも半分を占めるくらい比重が大きいです。本当に幸せな人生を考えた時に、その半分をただ生活費を稼ぐためだけに使うのは、どうしても時間飲む無駄遣いに感じてしまいます。

仕事とはお客様、会社社会、そして自分を幸せにするために、何かを生み出すものです。かっこよく言えばクリエイトこそが仕事です。言われたことをするのは仕事ではなく単なる作業です。

せっかく人生の大切な時間を使って何かをやるときに、その労力を単なる作業にしてしまうのはとてももったいないことです。自分は何のために今の仕事をしているのか、目の前の仕事に対してワクワクするような意味を持つことができれば、単なる作業っていうのはクリエイトに変わります。

ではそのクリエイトとは何か、それは言われたことをやるのではなくて、言われていないことを自分の力で生み出すことです。

言いなりになっていたら、いい仕事などできないです。誰でもやれることなら作業が好きな人に任せればいいです。あなたにしかできないことを、その意味づけに仕事の醍醐味があります。

何のために仕事としているのか、1度見つめ直してみてください。

5.今の仕事を全力でやる

仕事もプライベートも充実する具体的な荒ワザがあります。

それはあれこれ考えることを一旦止めて、今やるべきことを全力でやってみることです。

私は仕事には神様がいると信じています。その神様の仕事における設定としては、最初は意味など考えず没頭することでだんだん楽しさが見えてくる意地悪なルールが定められています。

もちろん華やかで楽に稼げる仕事ばかりだったら、世の中こんな楽しいことはないです。

分かりやすく、キラキラしている仕事とは何か?例えば芸能人、スポーツ選手、 IT 社長だったり、 YouTuber だったり、いきなりそんな仕事に出会える人は氷山の一角です。

しかし仕事の神様っていうのは、少し性格が曲がっています。そんな仕事について人生の成功者のように見える人でも、一生懸命やらない人に対してはさっさと見切りをつけます。仕事の神様は、がむしゃらにとりあえず行ってみる人にご褒美をくれる性質を持っています。

一生懸命やれば、仕事っていうのは面白くなります。今あなたがどんな仕事についていようが、考え方次第で花形と呼ばれる人たちをごぼう抜きすることは絶対にできます。

仕事の人生は長いです。試しに3ヶ月だけでいいです。もうこれ以上できないというくらいまで仕事に没頭してみてください 

6.必要以上に恐れない

人は環境次第で、「凸」にも「凹」にもなります。生まれ持った人間の本質は、何千年も変わっていなくてもその後の生き方次第です性格は大きく変わります。

人の言いなりになるのはやめてください。今の時代は本当に過ごしやすくなりました。本当に幸せなことです。しかし世の中というのは、何かを得れば何かを失う。そのようにできています。

安全になった代わりに、心が繊細で折れやすくなってしまって、必要以上に怒られたり批判されることを恐れるようになりました。それは当たり前です。

しかし周りがなんと言おうと、自分の意思を持って進んでください。失敗したらやり直せばいいです。そもそも失敗ゼロの人なんかいないし、最終的に成功すればその失敗はそれまでの糧に変わります。

本当の失敗は、周りの顔色ばかりを見て言いなりになって何もしないことです。それに他人っていうのは、あなたのことばかり考えているわけではないです。

一時は失敗を笑われたり、批判されたりするかもしれないです。しかしあなたが思っているほど大したことは起きません。失敗を通して人は痛みを知って優しくなれば、失敗から立ち上がることで、いつでも方向転換できると知ることができます。

その時あなたはもっと強くなっています。怒られることを恐れずに、自分の意思を尊重して下さい。

7.選ぶ道は自分で決める

人生はゲーム。そのゲームは難しいからこそ楽しさがあります。

簡単にクリアできるゲームなんて面白くないです。数々の障害を乗り越えて、ようやくゴールにたどり着くからこそ、そのゲームはさらにエキサイティングなものになります。

あなたにとって都合の悪い人、めんどくさい人、言いなりにしようとする人も人生のドラマを華やかにしてくれるキャストのように感じられます。

ゲームもそう、バッティングもそう、ゴルフもそう、最初はみんな下手です。打席に立つ回数を増やす。つまり挑戦の数を増やせば増やすほど、自分の中で微調整ができて、ピントが合ってきます。そしてガチガチだった最初の頃に比べて、余計な力が抜けます。全く同じポテンシャルを持った二人がいるとします。

一人は10回チャレンジする、もう一人は1000回チャレンジする、ポテンシャルは同じでもたどり着く世界っていうのは別のものになります。そう考えると、才能の差なんて微々たるものです。努力をしない天才は絶対に勝てないです。そう考えたとき、少々不器用なくらいの方が将来の伸びしろがあります。

「どうせ無理」こんな言葉の言いなりになる必要はないです。無理かどうかはあなたがやってみた後に、自分で判断すればいいです。

大なり小なり、人生は常に岐路の連続でできています。この選ぶ道は自分で決めてください。よほどのことでない限り、親や周りに聞くのだけはやめてください。自分の頭で考えることです。それは自分がそうしたい、したくない、以前に一人の人間として社会で生きていく以上は必須事項です。

最後に

「言いなりに生きるな」というタイトルの通り、この「要約」の言いなりになる必要もないです。僕が伝えた話も「一つの考え方」だと捉えてください。

人は自分の頭で考え動くことで成長していきます。言うなればこの「要約」は自分の意見を持つためのヒントです。よい形で生きるためのきっかけにしてほしいと思います。

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