2022年12月27日火に放映された年末恒例番組「プロ野球戦力外」。
戦力外通告を言い渡されたプロ野球選手とその家族が、”明日”を掴み取る闘いに密着する人気のドキュメンタリーですね。放送は19回目です。
今回は、楽天ゴールデンイーグルスから戦力外通告を受けた福井優也投手の現在を追いかけます。
福井優也投手
福井優也投手は、岡山県英田郡西粟倉村出身のプロ野球選手で右投右打です。
生年月日は1988年2月8日生まれの34歳です。（2022年現在）
斎藤佑樹さん・大石達也さんと共に“早稲田三羽ガラス”と呼ばれ、ドラフト1位でプロ入りした福井優也投手。広島・楽天で12年間、毎年1軍で活躍したが今年戦力外通告になりました。
広島時代の2015年には9勝を挙げている、34歳の福井投手は「まだ自分は出来る」と信じNPB復帰を目指します。
これまでの年棒
プロ野球選手にしてはそこまでかもしれませんが、一般社会人であればとんでもない年収ですね。
2011年 1500万円 広島
2012年 2700万円 広島
2013年 2400万円 広島
2014年 2200万円 広島
2015年 2200万円 広島
2016年 3900万円 広島
2017年 4100万円 広島
2018年 3100万円 広島
2019年 2500万円 楽天
2020年 2300万円 楽天
2021年 2000万円 楽天
2022年 2000万円 楽天
愛娘と奥さん
現在2歳のかわいい娘さん
娘さんの後ろにチラっと写っているのが奥様でしょうか。
盟友の斎藤佑樹との関係
そんな福井の元に、大学時代苦楽を共にし、切磋琢磨してきた斎藤佑樹氏と大石達氏が駆け対談が実現しました。
2人からも「まだ辞めるような状況、状態ではない、続けてほしい」と背中を押されたといいます。
斎藤氏に至っては各所に連絡を入れ、福井の現役続行の可能性を探ってくれたそうです。
トライアウトへの挑戦
投手：福井優也（楽天）
①西巻賢二（ロッテ） 投ゴロ
②安部友裕（広島） 中飛
③宮本秀明（DeNA） 空三振
2歳になったばかりの愛娘のために挑んだ運命のトライアウト。
2022年11月8日、楽天生命パークで12球団合同トライアウトが行われました。
福井優也投手は、シート打撃で打者3人を完璧に封じました。
ロッテ西巻を投ゴロに打ち取ると、元チームメートの広島安部と対戦。
「嫌だなと思いましたね。いいバッターですし。でもいいバッター抑えれば評価につながると思うので、やってやろうという感じ。今日もロッカー横だったので、やりにくかったですけど、楽しめたかなと思います」
139キロで中飛に打ち取った。
3人目のDeNA宮本を空振り三振。
スタンドからは大きな拍手が送られた。
打者3人を無安打に抑える投球でスタンドにいる各球団の編成担当者に現役続行をアピールしました。
現在
現在の所、2023年シーズンの所属先が決まっていない福井選手です。
「現役引退はまだしない」
とのコメントもありますが、独立リーグへの移籍の可能性が高そうです。
母校がある徳島県の球団「徳島インディゴソック」でしょうか？
戦力外を受けてしまった選手のその後のキャリア
①「NPB関係」（51％）
・育成契約、他球団との契約
・球団スタッフ
・解説者
・監督、コーチ
（※解説者や監督、コーチは有名選手が多く、
戦力外選手の再就職には厳しい。）②「その他野球関係」（25％）
・合同トライアウト後、独立リーグや社会人野球に入団
・外国のプロ野球チームに入団
例）GG佐藤（元西武ライオンズ）
：イタリアプロ野球→社会人野球→ロッテ・ 学生野球の指導者
：「学生野球資格回復研修」の受講が必要③「野球関係以外」（13.5％）
戦力外通告を受けた選手の 「一般企業」への転職は少なく、球界への再就職に偏っています。
近年は、引退後に「一般就職」を希望する選手が増加傾向にありますが、実際は再就職でも野球にしがみつくしかない状況が作り出されています。多くの選手は引退後に進む道を選択する際に厳しい現実に直面しています。
一方、少数派ではありますが
・進学
・他競技への転向
・飲食業界への転職
も見られます。中には、球団が再就職先を斡旋してくれることも…？
④未定・不明（10.5%）
10人に1人が引退後の進路が未定なようです。
https://spojoba.com/articles/941
