Office 2024 / Microsoft 365 価格一覧

Office 2024 付き Windows 11 パソコンのメーカー別おすすめPC選び方
なぜ「買ってはいけない」と言われるのか?
市販される Windows 11 のPCに Office が搭載された「プリインストール(デジタルアタッチ)型オフィス」に対して、否定的な意見が出る背景にはいくつかの理由があります。
1.ライセンスの制約
プリインストール版オフィスは、「プレインストール版」や「デジタルアタッチ版」などと呼ばれ、そのパソコン専用のライセンスです。
これは、数年内にパソコンを買い替える可能性がある場合、改めてOfficeのライセンスを購入する必要があることを意味します。結果的に、長期的に見ると割高になる可能性があります。
2.最新Officeではない場合がある
プリインストールされるOfficeのバージョンは、パソコンの販売時期やメーカーの意向によって決まります。そのため、古いオフィスがプリインストールされている場合があります。
また、Home & Business や Home など種類も限定されていることがあり、目的に合ったエディションを選べない可能性もあります。
3.不要なアプリが含まれている場合がある
メーカーによってはオフィス以外に、体験版のソフトや独自のユーティリティなどがプリインストールされていることがあります。これらのアプリが不要な場合、PCの容量を圧迫したり動作を遅くしたりする可能性があります。
4.サポート窓口が煩雑
Officeのサポートが必要になった際、プリインストール版の場合はパソコンメーカーとMicrosoftのどちらに問い合わせるべきか迷うことがあります。サポートの窓口が一本化されていないため、問題解決に時間がかかる可能性があります。
【2025最新】Office 2024 付き Windows 11 パソコンのメーカー別おすすめPC選び方
利点・メリット
一方で、Office が搭載される Windows 11 のパソコンには見逃せないメリットも存在します。
1.購入後すぐにOfficeが使える
最大のメリットは、Windows11のパソコンを購入してすぐにOffice(Word、Excel、PowerPointなど)を使えることです。別途、Office を購入する手間やプロダクトキーの管理が必要ありません。
特に、パソコン初心者の方や、すぐにOfficeを使いたい方にとっては、非常に便利な選択肢と言えるでしょう。
2.セット購入による割引
Windows11のパソコンとOfficeを別々に購入するよりも、セットで購入することでお得に手に入れることが出来ます。特にパソコンのキャンペーンやセールは、お得にOfficeを手に入れることができるチャンスです。
3.初期設定の手間が省ける
Officeが既にインストールされているモデルは、初期設定の手間を大幅に省くことができます。プロダクトキーを探したり、Microsoftアカウントでサインインしたりする手間が不要です。忙しい方や、できるだけ早くパソコンを使いたい方にとって、これは大きな利点となります。
注意点・デメリット
Office付き(プリインストール/デジタルアタッチ) パソコンを選ぶ際には、次の点に注意しましょう。
1.ライセンスの種類と期間を確認する
永続ライセンス Office 2024
永続ライセンスであれば、その Windows 11 のパソコンを使っている間は追加費用なしでOfficeを利用できますが、新しいパソコンへの移行はできません。
サブスクリプション Microsoft 365
サブスクリプション版(Microsoft 365)の場合は、常に最新バージョンのオフィスを利用でき複数のデバイスで利用できるなどのメリットがありますが、定期的に費用が発生します。契約期間や更新方法もしっかりと確認しましょう。
2.Officeのエディションを確認する
プリインストールされている Office のエディション(Home & Business、Homeなど)が、自分の利用目的に合っているかを確認しましょう。
例えば、WordやExcel、PowerPointだけでなく、Outlookも利用したい場合は、Home & Business以上のエディションを選ぶ必要があります。
3.不要なソフトがプリインストールされていないか確認する
購入前に、プリインストールされているソフトを確認し不要なソフトが多い場合は、別のモデルやOfficeなしのパソコンを検討するのも一つの方法です。不要なソフトは、アンインストールすることで容量を確保できますが、手間がかかることを考慮しましょう。
4.価格を比較する
Office付きパソコンと、Officeなしのパソコンに別途Officeのライセンスを購入する場合の総費用を比較検討しましょう。特に、オンラインストアでは、様々なキャンペーンやセールが行われていることがあるため、複数のショップを比較しましょう。
プリインストール版がおすすめできない方
次のような方は、プリインストール(デジタルアタッチ)版のOffice搭載パソコンは、おすすめできません。
- 複数端末でOfficeを使いたい
- 常に最新バージョン・機能を使いたい
- クラウド保存や自動保存を重視する
- パソコンを頻繁に買い替える
プリインストール版 と 買い切り型オフィス の違い
Windows 11 のパソコンとセットで購入できる「プリインストール版Office」と、別途購入する「買い切り型Office」の主な違いは、ライセンスの形態と利用できる範囲です。
Office 2024 付き Windows 11 パソコンのメーカー別おすすめPC選び方
主な違い
「プリインストール版Office」と、「買い切り型Office」の主な違いは、次の通りです。
オフィスの違い | プリインストール版 | 買い切り型 |
---|---|---|
参考製品 | Office 2024 | Office 2024 |
イメージ | ![]() | ![]() |
参考価格 | PC価格に含まれる | \31,023 |
ライセンス | 他のPCへ移行できない | 他のPCへ移行可能 |
購入方法 | PC購入費用に含まれる | 単体で購入 |
利用期間 | 永続版に利用可能 | 永続版に利用可能 |
バージョン | 購入したバージョンのみ | 購入したバージョンのみ |
インストール台数 | 購入したPC1台のみ | 2台 |
クラウド連携 | 基本的になし | 基本的になし |
プリインストール版 Office 2024
- 利用台数 プリインストール版のオフィスは、Windows11 の パソコンに最初からインストールされておりその1台専用のライセンスです。他のパソコンへ移行することはできません。
- 購入方法 パソコンの購入費用に含まれているため、Office単体で購入するよりも割安になることが多いです。
- バージョン インストールされている時点のバージョンのみ利用できます。Office 2027 など新しいバージョンへの無償アップグレードは提供されません。Office 2024 の延長サポート期限・終了はいつ?

買い切り型 Office 2024
- 利用台数 買い切り型オフィスの最新版「 Office 2024 」は、1つのライセンスで2台のパソコンにインストールできます。買い切り型オフィス Office 2024 の選び方
- 購入方法 Officeのパッケージ(POSAカード)またはダウンロード(ライセンスコード)版を別途購入します。プリインストール版より価格が高くなる場合があります。オンラインコード版とパッケージ版の違い
- 利用期間 一度購入すれば、そのバージョンを永続的に利用できます。
- バージョン 購入したオフィスのバージョンのみ利用できます。Office 2027 など新しいバージョンへの無償アップグレードは提供されません。Office 2024 の延長サポート期限・終了はいつ?

Office 2024 搭載パソコンの選び方
本当に必要?Officeソフトの使用頻度を見極めよう
多くの人が「とりあえずOfficeは必要だろう」と考えがちですが、実際に使う頻度はどうでしょうか?
- 学生:レポート作成程度ならGoogleドキュメントや大学の契約ライセンスで十分。
- 社会人:会社支給のパソコンにOfficeが入っているケースが多い。
- 主婦・高齢者:年賀状や家計簿程度ならExcel不要。
このように、Officeが必要か利用用途に応じて検討しましょう。
Officeは「必要になったら買う」が正解
パソコン購入時に「とりあえずOffice付きにしておこう」という選び方は、もはや過去のものです。プリインストール版Officeには確かに便利な面もありますが、費用面や再利用のしづらさを考慮すると、十分に検討する価値があります。
特に以下のような方には、プリインストール版Officeは不要かもしれません。
- Googleやクラウド中心で作業している
- 会社や学校からOfficeが提供されている
- 年に数回しかOfficeソフトを使わない
今後は、「必要なときに、必要な形で」Officeを選ぶことをお勧めします。
プリインストール(デジタルアタッチ)版 参考機種
Office2024がプリインストール(デジタルアタッチ)された、Windows11のパソコンとして参考機種は次の通りです。
Office2024搭載ノートパソコン参考機種
参考機種 | 17.3型大画面 | 国内メーカー | 高性能ノート |
---|---|---|---|
イメージ | ![]() | ![]() | ![]() |
参考価格 | \130,500 +3,954pt(Amazon) | \129,800 +21,868pt(amazon) | \164,800 +4,944pt(amazon) |
メーカー | ASUS | 富士通 | DELL |
シリーズ | Vivobook 17 X1704VA | FMV Lite WA1/J2 | Inspiron 15 3530 |
型番 | X1704VA-I5165WS | FMVWJ2A15W_AZ | NI385A-FHHBB |
OS | Windows 11 Home | Windows 11 Home | Windows 11 Home |
CPU | Intel Core i5 120U | Intel Core i5-1235U | Core i7-1355U |
メモリ | 16GB | 16GB | 16GB |
ストレージ | 512GB SSD | 512GB SSD | 1TB SSD |
画面サイズ | 17.3インチ | 15.6インチ | 15.6インチ |
重さ | 3.2kg | 1.7kg | 1.62kg |
プリインストール版 オフィス | Office 2024 Home & Business | Office 2024 Home & Business | Office 2024 Home & Business |
Word | ○ | ○ | ○ |
Excel | ○ | ○ | ○ |
PowerPoint | ○ | ○ | ○ |
Outlook | ○ | ○ | ○ |
メーカー保証 | 1年間 保守登録で+1年間 | 1年間 | 1年間 翌営業日オンサイト |
非公式オフィスのセットPCは注意
Office2019など古いバージョンのオフィスやOffice Professional Plus などのオフィスがセットになったPCは、海賊版やライセンスの違法転売である可能性があります。
非正規品の見分け方
【マイクロソフト公式】非正規品の Office にご注意ください。
古いバージョンや中古のOfficeライセンス
古いバージョンや中古で販売されているOfficeライセンスは、安価に入手できる場合がありますがライセンスの有効性や譲渡条件などを十分に確認する必要があります。
無料のOffice互換ソフト
基本的な文書作成や表計算などの用途であれば、LibreOfficeやOpenOfficeといった無料のOffice互換ソフトでも十分な場合があります。
これらのソフトは、Microsoft Officeとの互換性も高く、無料で利用できるため、コストを抑えたい方におすすめです。
サブスク型 Microsoft 365 もおすすめ
常に最新のソフトやクラウドサービス、スマホやタブレットでもオフィスが必要なら Mac向け サブスク型オフィス Microsoft 365 がオススメです。
Microsoft 365 が向いているケース
- 短期間だけオフィスが必要
- クラウドストレージが必要
- Macのパソコンだけでなく、WindowsやMacやスマホ・タブレットでも使用したい

Microsoft 365 の比較
比較 | Microsoft 365 Family | Microsoft 365 Personal |
---|---|---|
ユーザー数 | 1~6ユーザー | 1ユーザー |
年額払い | ¥27,400(1年間) | ¥21,300(1年間) |
パッケージ イメージ | ![]() | ![]() |
Microsoft 365 と Office 2024 の選び方と違い【どっちがいいの?】

まとめ
Office 2024 付きの Windows 11 パソコンは、「買ってはいけない」わけではない。賢く選ぶことが重要
プリインストール(デジタルアタッチ)版Officeは「すぐ使える」「一括払いで安心」といったメリットがある一方、長期的に見るとバージョンの陳腐化やライセンス移行不可、クラウド連携の弱さなど多くのデメリットがあります。特に、複数端末やスマホ・タブレットでの利用、最新機能の活用を考えるなら、Microsoft 365のようなサブスクリプション型が圧倒的に便利です。
Microsoft 365 Personal

プリインストール版オフィス付き Windows 11 パソコン
