Microsoft 365 Basic 12ヶ月試用版は必要?Officeは使える?契約前に知っておくべき注意点

Microsoft 365 Basic 12ヶ月試用版は必要?Officeは使える?契約前に知っておくべき注意点

買い切り型オフィス Office 2024 の選び方【違いと比較】

パソコンの購入時に、チェックしたいのが「Microsoft 365 Basic 12ヶ月試用版」です。Office搭載PCに付属し、12ヶ月間無料でMicrosoftのクラウドサービスを体験できます。

本記事では、「Microsoft 365 Basic」は必要なのか?Officeも使えるのか?という点を中心に解説します。

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目次

Microsoft 365 Basic 12ヶ月試用版とは?

Microsoft 365 Basic 12ヶ月試用版は、1年間は無料で利用でき2年目以降は有料の⾃動継続のクラウドサービスです。

主にOfficeが搭載されたパソコンなどに付属し、PCに試用版がセットされ状態で販売されています。

「Microsoft 365 basic サブスクリプションを確認する(辞退するor続ける)」どうしたらいい?

Microsoft 365 Basic プラン&価格

【マイクロソフト公式】Microsoft 365 Basic プラン&価格

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項目Microsoft 365 Basic
価格年額2,440円
月額260円
Officeソフトオンライン版のみ ※インストール不可
OneDrive100GB ※無料版5GBセキュリティ機能付き
Outlook広告なしで利用可能

注意点

注意点としてWordやExcel、PowerPointといったOfficeアプリは含まれていません。

Microsoft 365 Basicを契約しても、PC上でOfficeをインストールできないので注意しましょう。

試用開始にあたり必要なもの

Microsoft 365 Basic 12ヶ月試用版を利用するには、Microsoft アカウントが必要です。

マイクロソフトアカウントを無料で作成する方法

その他

  • 2年目以降の契約に備えて、事前にクレジットカードの登録が必要です。
  • PCの初期セットアップより、180日以内に Microsoft 365 Basic の試用を開始する必要があります。
    180日経過すると、試用版は利用できなくなります。

利用開始する方法

Microsoft 365 Basic が搭載されたパソコンの初期セットアップ時に、 「Microsoft 365 Basic サブスクリプションを確認する」というメッセージが表示されたら、「続ける」を選択します。

支払い方法を設定せずに、Microsoft 365 Basic を試用することはできないので注意しましょう。

Microsoft 365 Basic 12ヶ月試用版は必要?Officeは使える?契約前に知っておくべき注意点

「辞退する」を選択してしまったら

「Microsoft Store」を起動し、左下の「ライブラリ」を選択します。

「デバイスに含まれる」を選択し、「 Microsoft 365 Basic 」の「要求する」をクリックして画面の指示に従い設定します。

試用期間が満了したらどうなる?

12ヶ月の試用期間後に、継続して利用する場合は定期的な費用が発生します。2年目以降は、試用開始時に登録したクレジット決済で自動的に引き落としとなりますので注意しましょう。

Microsoft 365 Basic をキャンセルしたい場合は、12ヶ月の試用期間が経過する前に解約手続きを行ってください。

Microsoft 365 Basic の解約方法

解約手続きを⾏わないと2年目以降は⾃動で契約更新され、クレジット決済等で引き落としとなりますのでで十分注意しましょう。

Microsoft 365 Basic の解約方法

Microsoft アカウントにサインインします。※アカウント名とパスワードを事前に準備しましょう。

メニューより「サブスクリプション」、もしくは「サービスとサブスクリプション」を選択します。

Microsoft 365 Basic 12ヶ月試用版は必要?Officeは使える?契約前に知っておくべき注意点

解約する Microsoft 365 のプランを選択し「管理」をクリックします。

Microsoft 365 Basic 12ヶ月試用版は必要?Officeは使える?契約前に知っておくべき注意点

「管理」の画面が表示されたら「サブスクリプションをキャンセル」を選択します。

Microsoft 365 Basic 12ヶ月試用版は必要?Officeは使える?契約前に知っておくべき注意点

「定期請求を無効にする」を選択します。

Microsoft 365 Basic 12ヶ月試用版は必要?Officeは使える?契約前に知っておくべき注意点

「Microsoft 365 Basic サブスクリプションの定額請求をオフにしました」と表示されれば、解約手続きは完了です。

値上げの Microsoft 365 を 買い切り Office 2024 に変える方法

Microsoft 365 Basic 12ヶ月試用版 できること、できないこと

Microsoft 365 Basic 12ヶ月試用版 で、できることとできないことは次の通りです。

できること

  • OneDrive 100GB ストレージ
  • Outlook.com(広告なしのメール)
  • ファイル共有・バックアップ機能
  • ランサムウェア検出と復元サポート(OneDrive経由)

できないこと

  • Word / Excel / PowerPoint などのOfficeアプリのインストール
  • オフラインでの文書作成や編集
  • パソコンに直接Officeをインストールすること

Microsoft 365 Basic は、「Officeの試用版」ではなく「OneDrive100GBとOutlook強化の12ヶ月試用版」です。

「Officeを使いたい人」には向かない

Microsoft 365 Basic 12ヶ月試用版 は、「Officeも含まれている」と勘違いしやすいサービスです。

実際にOfficeを使う必要がある場合は、次の選択肢をご参考下さい。

Officeの買い方完全ガイド!価格・種類・お得な購入方法を徹底解説

主なメリットとデメリット

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選択肢メリットデメリット
① Microsoft 365
(サブスクリプション型)
常に最新版のオフィスと
クラウド機能を利用可
定期的な費用
長期的にはコスト増
② Office 2024
(永続・買い切り型ライセンス)
長期利用向け
オフライン対応
バージョンは固定
サポート終了のリスクあり
③ Office付きパソコン手軽さ・初心者向けライセンス移行不可

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① Microsoft 365(サブスクリプション型)

Microsoft 365 Basic 12ヶ月試用版は必要?Officeは使える?契約前に知っておくべき注意点

Word、Excel、PowerPoint、OutlookなどのOfficeアプリと、OneDriveやCopilotなどクラウドサービスを定額で契約するサブスクリプション型のオフィスです。

Microsoft 365 と Office 2024 の違い

Microsoft 365 がオススメな方

サブスク型オフィス「 Microsoft 365 」は次のような方にオススメです。

  • 常に最新版のオフィスを使いたい
  • インストールしたいPCが多い
  • スマホやタブレットでもオフィスを使いたい
  • クラウドストレージ(OneDrive)を利用したい 
  • 初期コストを抑えたい
  • 1~2年程度、短期間だけOfficeを使いたい

2名以上で利用するなら、Microsoft 365 Family

Microsoft 365 のメリットとデメリット

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メリットデメリット
常に最新バージョンのオフィスが使えるサブスクの費用が継続的に発生する
WindowsやMacだけでなく、
スマホやタブレットでも使える
オフライン環境では機能の一部に制限あり
OneDriveやSkype通話など特典も充実買い切りに比べて費用が大きくなる傾向

Microsoft 365 の Amazonセールの値段 通常価格と値上げの推移

Microsoft 365 のプラン例

プランMicrosoft 365
Personal
Microsoft 365
Family
Microsoft 365
Business Standard
買い方サブスクリプション型
製品
イメージ
Microsoft 365 Basic 12ヶ月試用版は必要?Officeは使える?契約前に知っておくべき注意点Microsoft 365 Basic 12ヶ月試用版は必要?Officeは使える?契約前に知っておくべき注意点Microsoft 365 Basic 12ヶ月試用版は必要?Officeは使える?契約前に知っておくべき注意点
参考価格¥21,300¥27,400¥18,576
特徴個人向け複数名向けビジネス向け
ユーザー数1名最大6名1名
インストール可能台数無制限(同時起動は5台/1名あたり)
契約期間1ヶ月/1年間ごと
機能更新契約期間中は最新版を利用可能
Windows
Mac
iOS/Android
OneDrive1TB/名1TB×6名=最大6TB1TB/名
Word/Excel
PowerPoint
Outlook
OneNote
Access
Copilot
SharePoint××
Exchange Online××
ファミリーセーフティ××
参考価格

② Office 2024(永続買い切りライセンス型)

Microsoft 365 Basic 12ヶ月試用版は必要?Officeは使える?契約前に知っておくべき注意点

一度購入すれば永続的に利用できる買い切り型のOfficeライセンス。WordやExcel、PowerPointなどの基本ソフトが含まれます。

Microsoft 365 と Office 2024 の違い

Office 2024 がオススメな方

買い切り型オフィス「 Office 2024 」は次のような方にオススメです。

  • 買い切りオフィスを出来るだけ安く購入したい
  • WindowsでもMacでも使いたい
  • インストールはPC2台まででよい 
  • スマホやタブレットでは利用しない
  • 長期間同じバージョンを使いたい
  • サブスクのような継続的なコストを避けたい
  • インターネット接続環境が不安定な場所で使用する

Office Home 2024 を買い切りで購入する方法

Office のメリットとデメリット

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メリットデメリット
一度の購入で永続的に使える大幅な機能更新は不可
ランニングコストが不要サポート満了期間がある
オフラインでも利用可能スマホやタブレットでは利用できない

Outlookが不要なら、Office Home 2024

Office 2024 のプラン例

比較Office Home
2024
Office Home & Business 2024Excel 2024
単体版
買い方買い切り(永続ライセンス)
製品
イメージ
Microsoft 365 Basic 12ヶ月試用版は必要?Officeは使える?契約前に知っておくべき注意点Microsoft 365 Basic 12ヶ月試用版は必要?Officeは使える?契約前に知っておくべき注意点Office の種類とは? Microsoft 365 って何?オフィスの選び方と安く購入する方法
参考価格¥31,023¥39,582\20,336
ユーザー数1ユーザー(1アカウント)
インストール可能台数2台
利用期間無制限(サポート期限に注意)
機能更新なし(セキュリティ更新のみ)
Windows
Mac
iOS/Android×××
OneDrive×××
Word各単体価格
Excel
PowerPoint各単体価格
Outlook×各単体製品
Access××各単体価格
※Windowsのみ
参考価格

Office Home 2024 と Office Home & Business 2024 の違い

③ Office付きパソコン

Microsoft 365 Basic 12ヶ月試用版は必要?Officeは使える?契約前に知っておくべき注意点

Officeが最初から入っているパソコン。オフィスとPCを別々で購入するより比較的安価に手に入れることができます。

【プリインストール版 Office 2024 付き】Windows11搭載パソコンの失敗しない選び方

オススメはこれ!

Office付きパソコン がオススメな方

「 Office 付きパソコン 」は次のような方にオススメです。

  • 新しいPCを購入予定で、すぐにOfficeを利用したい方。
  • PCとOfficeをセットで揃えたい初心者の方。
  • ライセンスの選び方やインストールなど、面倒なことはしたくない方

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Microsoft 365 Basic 12ヶ月試用版は必要か?

Microsoft 365 Basic 12ヶ月試用版の利用は、クラウドサービス(OneDrive)を使うかどうかで決めましょう。

PCのデータをクラウドに保存しておきたい場合や、広告なしのOutlookメールを使いたい方にとっては効果的なサービスですが、Officeが必要な方やOneDriveを利用しない方は後悔する可能性がありますので注意しましょう。

試用版に登録するとどうなる?

Microsoft 365 Basic 12ヶ月試用版は初年度無料で利用できますが、2年目以降は有料(年額2,440円※2025現在)に自動更新される場合があります。必要がないなら登録せず、契約後の場合は更新前に解約することを忘れないようにしましょう。

Officeが使える、Microsoft 365 Personal

まとめ

Microsoft 365 Basic 12ヶ月試用版は「OneDrive 100GB+広告なしOutlook」のサービスであり、Officeアプリは含まれません。

もし「Officeを使いたいから」という理由で Microsoft 365 Basic 12ヶ月試用版に登録しようとしているなら間違いです。Officeを利用するなら Microsoft 365 Personal か Office 2024 を選択しましょう。

一方、クラウドストレージを安く利用したい人にとっては、Basicは手軽で便利な選択肢となるでしょう。

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