Microsoft 365 / Office 2024 最新価格一覧
Office Home 2024 と Office Home & Business 2024 の違いと選び方
Microsoft 365 の値上げ
値上げの背景
価格改定の主な理由として、マイクロソフトは人工知能(AI)機能「Copilot」の統合を挙げています。
Copilotは、Word、Excel、PowerPoint、Outlook、OneNoteなどの主要なOfficeアプリケーションでAI機能が利用可能になり、機能の追加が値上げの一因だと考えられます。
価格改定の詳細
一般向けMicrosoft365の価格改定により、PersonalとFamilyの両プランとも年間6400円、月額640円の値上げとなりました。これは、年額ベースで約30%(Microsoft 365 Family)から43%(Microsoft 365 Personal)の値上げに相当します。
値上がりが続く一般向け Microsoft 365 を5年間まとめて購入・登録することでお得に購入する方法
Microsoft 365 の値上げ幅
比較 | Microsoft 365 Personal | Microsoft 365 Family | 【参考】Office Home & Business 2024 |
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パッケージ イメージ | |||
値上げ後(年額) | ¥19,170(年間) | ¥24,660(年間) | ¥39,582(永続) |
値上げ前(年額) | ¥13,410(年間) | ¥18,900(年間) | 据え置き |
購入方法 | サブスク | サブスク | 買い切り |
Microsoft 365 Personal
マイクロソフト公式価格
年額プラン: 2万1,300円/年(6,400円の値上げ)
月額プラン: 2,130円/月(640円の値上げ)
Microsoft 365 Personal は、このような方にオススメです。
- マイクロソフトのサブクスオフィスを最安で購入したい
- Officeのサポート終了期間を気にせず利用したい
- WindowsとMac、iPadとスマホなどデバイスを気にせずOfficeを共有したい
- 1TBのクラウドストレージでバックアップやデータ共有をしたい
サブスク版 Microsoft 365 Personal を最安で購入する方法
Microsoft 365 FamilyとPersonalの違いと選び方
Microsoft 365 Family
マイクロソフト公式価格
年額プラン: 2万7,400円/年(6,400円の値上げ)
月額プラン: 2,740円/月(640円の値上げ)
Microsoft 365 Family は、次のような方にオススメです。
- サブクス版オフィスを2名以上でお得に利用したい
- 仕事で使うPCに最も安くオフィスを入れたい
- オフィスのサポート終了期間を気にせず利用したい
- WindowsとMac、iPadとスマホなどデバイスを気にせずOfficeを共有したい
- 1TBのクラウドストレージでバックアップやデータ共有をしたい
最大6人で法人も使えるMicrosoft 365 Familyを最安で購入する方法
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既存ユーザーへの対応
マイクロソフトは、一般向けMicrosoft365の既存ユーザーに対して次回の契約更新時期までに更新プランの検討を呼び掛けています。
- 次回の更新時まで現行価格が維持される。
- 期間限定でAI機能が含まれないクラシックプラン「Microsoft 365 Personal Classic」(年額1万4900円)と「Microsoft 365 Family Classic」(年額2万1000円)が提供される。
クラシックプランは、Copilot機能を含まない従来のプランを価格据え置きで継続利用できるオプションです。ただし、この選択肢は期間限定であり、将来的には新価格への移行が必要になる可能性がありますので注意しましょう。
Microsoft 365 Personalとファミリー クラシック プランへの切り替え
買い切り版 Office 2024 への移行
Microsoft365の値上げが行われることにより、長期的なサブスク費用増加は避けられません。
買い切り版Office2024は、一度購入すれば定期的な費用が不要なオフィスへの切り替えも検討しましょう。
買い切り版オフィスのメリットは、1度購入すれば初期費用のみで永続的にオフィスを利用できるので安価に購入することが可能です。また、必要なソフトやインストールしたいPCを選んで購入することができます。
Microsoft 365 と Office 2024 の選び方と違い【どっちがいいの?】
Microsoft Office Home & Business 2024 を最安買い切りで購入する方法
Office アプリの Copilot 主な機能
Microsoft OfficeアプリのCopilot機能は、AIを活用してユーザーがより効率的に作業できるように設計されたツールで、主にMicrosoft 365アプリ(Word、Excel、PowerPoint、Outlook、Teamsなど)で提供されています。
主な機能は次の通りです。
Word
- テーマやキーワードを入力するだけで、文章の骨子を生成したり、文章全体を作成したりできます。
- 長い文章を短く要約したり、重要なポイントを抽出したりできます。
- 文法ミスや表現の誤りをチェックし、より正確な文章を作成できます。
- 文章のトーンやスタイルを調整できます。
活用例
「会議の議事録を作成して」
「この文章をもっとわかりやすく」
Excel
- Excelのデータをグラフや表に自動で可視化し、分析をサポートします。
- 複雑なデータを分析し、その結果をわかりやすく解釈します。
- 過去のデータに基づいて、将来のトレンドを予測します。
活用例
「このデータのグラフを作成して」
「売上予測を立てて」
PowerPoint
- 文章やデータから、魅力的なスライドを自動で作成します。
- 様々なデザインの提案を受け、最適なデザインを選択できます。
- AIが聞き手になり、プレゼンテーションの練習ができます。
活用例
「このテーマでプレゼンテーションを作成して」
「デザインをもっとかっこよく」
Outlook
- メールの内容を簡単にまとめ、下書きを作成します。
- 長いメールのスレッドを要約し、重要な情報を把握できます。
- 受信したメールに対して、適切な返信を作成します。
活用例
「昨日の会議の議事録を送って」
「このメールに対する返信を作成して」
Teams
- チャット履歴の要約(最大30日間)
- 会議のリアルタイムトランスクリプトを使用した質問への回答
- 会議の重要なポイント、タスク所有者、次の手順のキャプチャ
- ホワイトボード機能でのアイデア生成とデザイン作成
OneNote
- プロンプトを使用した計画の下書き、アイデアの生成、リストの作成、情報の整理
Forms
- プロンプトを使用したアンケート、投票、その他のフォームの作成支援
Copilot を使うメリット
- 繰り返し行う作業を自動化し、作業時間を短縮できます。
- AIが提案するアイデアを参考に、より創造的な作業を行うことができます。
- AIが文法チェックやデータ分析を行うことで、より正確な成果物を作成できます。
- Copilotは、単なる文章生成ツールにとどまらず、Officeの様々な機能と連携し、私たちの作業を効率化し、創造性を高める強力なツールです。
Copilot 利用時の注意点
- CopilotはあくまでAIであり、すべての指示に対して完璧な結果が得られるわけではありません。
- 出力される結果は、入力した情報や指示によって大きく変わります。
- Copilotが出力した内容については、必ず自分で確認し、修正を加える必要があります。
利用制限
ユーザーの口コミ
Microsoft365の価格改定に対するユーザーの反応は様々です。
肯定的な意見
- Copilotの機能追加により、日常的なオフィス操作の効率化が期待できる
- Copilot Proと比較すると割安で利用できる
- AI機能の追加が価値あるアップグレードになり得る
否定的な意見
- AI機能を必要としないユーザーにとっては、不要な値上げだ
- 急な価格改定が不満なので、他のオフィスソフトを検討する
- クラシックプランの限定な提供では、長期的に全ユーザーが値上げの影響を受ける
結論
2025年1月16日に発表されたMicrosoft 365 PersonalとFamilyの価格改定は、AIツール「Copilot」の統合という大きな機能拡張を伴うものでした。この改定により、ユーザーは高度なAI機能を日常的なオフィス作業に活用できるようになる一方で、大幅な価格上昇も受け入れる必要があります。
マイクロソフトは、この価格改定とAI統合が、ユーザーの生産性向上と創造性の促進につながると期待しています。しかし、全てのユーザーがこの変更を歓迎するわけではなく、特にAI機能を必要としないユーザーにとっては、単なる値上げとして受け止められる可能性があります。
今後、ユーザーの反応や利用状況、競合他社の動向などを注視しながら、マイクロソフトがどのようにサービスを発展させていくか、そしてユーザーがどのように適応していくかが注目されます。AI技術の急速な進化と、それに伴うサービスの変革は、今後もソフトウェア業界全体に大きな影響を与え続けるでしょう。