Office 永続ライセンスは廃止? 買い切り版はなくなる?【オフィスの今後/販売終了】

Officeの買い切り版や永久ライセンスは廃止されるのか?いつなくなるのか?【販売終了】

Microsoft 365 / Office 2024 価格一覧

本記事では、Microsoft 365 の発売により販売停止や廃止が噂される 買い切り版Office や 永久ライセンス などオフィスの今後について解説いたします。

最新買い切りオフィス Office Home 2024  

目次

永続ライセンスのOfficeは廃止されるのか?

Microsoftは買い切り版の最新オフィス「Office 2024」を、2024年10月2月に販売開始しました。
懸念されている永久ライセンス版のOfficeは、現時点で廃止される予定はありません。

しかし、長期的な視点で考えると近年マイクロソフトは Microsoft 365に力を入れており 、クラウドベースのサブスクリプションモデルへの移行が進んでいることは否定できません。

買い切りオフィス Office 2024 の比較と選び方

買い切り版 Office の現状

買い切り版オフィス Office 2024

買い切り型(永続ライセンス版)の最新バージョンとして「Office 2024」が提供されています。

Microsoftは2024年10月2日に、最新の買い切り版オフィスである「 Office 2024」を発売しました。

この永続ライセンス版は、一度購入すれば追加費用なしで使い続けることができます。ただし、サポート期限として2029年10月が予測されており、それ以降はセキュリティ更新などが提供されなくなる可能性があります

Office 2024 のメーカーサポート期限・終了はいつ?

この発表により少なくても現時点で、買い切り版 Office が廃止される予定はないことが明確になりました。

主な永続ライセンスのオフィス製品

一般向けオフィス

  • Office Home 2024
  • Office Home & Business 2024

Office Home 2024 と Office Home & Business 2024 の違い

法人向けオフィス

  • Office LTSC Standard 2024
  • Office LTSC Professional Plus 2024
  • Office LTSC Standard 2024 for Mac

【型番と価格一覧】Office 2024 LTSC版 【法人向け買い切りCSPライセンス購入方法 】

Office 2024 今後の展望

2025年現在、永続ライセンス版の最新オフィスは Office 2024 として販売中です。

最新バージョンは Office 2024 で、家電量販店やオンラインストアで購入できます。
また Office 2024 のサポートは、2029年10月に満了することが予測されています。

買い切り型オフィス Office 2024 の選び方

買い切り版 Office 2024 には、次のようなメリットとデメリットがあります。

メリット

・一度購入すれば、永続的に利用でき追加費用がかからない
・インターネット接続が不要で、オフライン環境でも利用可能

デメリット

・購入後に追加された最新機能は使えない
・サポート期限が終了すると、セキュリティ更新が行われないのでリスクが高まる

今後の展望

マイクロソフトはサブスクリプション型の Microsoft 365 を主力製品として位置づけていますが、幅広いニーズに対応するため、買い切り版のOfficeも並行して販売を続ける方針を示しています。

買い切り Office 2024 の需用

具体的には次のようなケースで、買い切り版Officeの需要があるとされています。

・Windowsアップデートを頻繁に行うことができない、安定化が重要視されるシステム
・インターネットに接続することができない、製造現場などの制御システム機器
・医療検査機器など停止することができない特殊なシステム

Office Home 2024 と Office Home & Business 2024 の違いと選び方

買い切り版 と サブスクリプション版 の Office 比較

買い切り版とサブスク版の Office を、5年間継続した際の費用は次の通りです。

買い切り型は最初の購入時、サブスク型は毎年費用が発生します。

Microsoft 365 と Office 2024 の違い

費用の比較

Officeが必要な期間が2年程度であれば サブスク版 Microsoft 365 が安くなります。
3年以上利用する場合は、買い切り版 Office 2024 が安くなります。

なお、必要なアプリや利用人数により価格は異なりますのでご注意ください。

最大6人で法人も使える Microsoft 365 Family を最安で購入する方法

スクロールできます
利用
人数
台数購入
方法
1年間2年間3年間4年間5年間
Microsoft 365
Personal
1名同時
5台
サブ
スク
\19,170\39,420\58,590\77,760\96,930
Microsoft 365
Family
最大
6名
同時
5台
×6名
\24,660\49,320\73,980\98,640\123,300
Office Home
2024
1名2台買い
切り
\31,023
 Office
Home & Business

2024
1名2台\39,582
Excel 2024
(単品)
1名2台\18,718
※参考価格

Microsoft 365 と、Office Home 2024 を比較した場合、3年目で約3万円弱の価格差となります。

OneDriveなどクラウドサービスが不要なら、サポート期間ごとに買い切りOffice を購入する方が安価となります。

買い切り型オフィス Office 2024 の選び方【違いと比較】

機能面での比較

買い切り版 Office は、Excel や Word など基本的なソフトが主となり最新機能やクラウドサービスは制限されています。

一方、サブスクリプション型の Microsoft 365 では、次の機能が利用できます。

  • リアルタイムのドキュメント共同編集機能
  • タブレットやスマートフォンでの作業機能
  • Teamsなどのコラボレーションツール
  • Exchange OnlineやSharePoint Onlineなどのグループウェア機能

最新オフィスの主な違い

買い切りオフィス Office 2024 と、サブスクオフィス Microsoft 365 の違いは次の通りです。

買い切り Office 2024

Office 2024 は買い切り型のソフトウェアで永続使用できる オフィス の最新版です。

前バージョン Office 2021 など、基本的に3年ごと発売されています。

サブスク Microsoft 365

Microsoft 365 は、Microsoft のサブスクリプションサービスです。

サブスクは、サービスの契約期間に対し費用が発生する定額制です。
契約期間中は、常に最新のOfficeを利用することができます。

Office 2024 と Microsoft 365 の違い

比較Microsoft 365
Personal
Microsoft Office
Home 2024
Microsoft
Excel 2024
購入方法サブスク(定額)買い切り(永続)
イメージ
参考価格¥19,170(1年間)\31,043\18,718
更新バグ修正やセキュリティ更新のみバグ修正やセキュリティ更新のみ
ユーザー数1ユーザー1ユーザー1ユーザー
インストール台数無制限2台2台
同時起動5台2台2台
Windows/Mac
iOS/Android××
OneDrive〇(1TB)××
Word/Excel
PowerPoint
単体製品
のみ
Outlook××
Access/Publisher××

法人における Office の選択肢

法人が Office を導入する際、買い切り型とサブスク型のどちらを選ぶかは、次の点を考慮して選択しましょう。

利用期間:長期的な利用か、短期的な利用か → 長期なら Office 2024

機能:基本ソフトのみで十分か、最新機能やクラウド連携が必要か → クラウドなら Microsoft 365
予算:初期投資を抑えたいか、コスパを重視するか → コスパ重視なら Office 2024
ネット接続:常時接続が可能か、オフライン環境か → オフラインなら Office LTSC 2024

Microsoft Office 2024 LTSC とは?2024年9月16日に発売【法人や学校向けオフィスの買い切りライセンス】

Office 2024 がオススメな場合

買い切り型オフィス「 Microsoft Office 2024 」は、次のような方にオススメです。

  •  オフィスを3年以上利用したい
  •  ソフトに機能が多すぎると使いにくい
  •  PCのインストール2台まででよい 
  •  スマホやタブレットでは利用しない

Word / Excel / PowerPoint が含まれた最安オフィス Office Home 2024

Office Home 2024 を買い切り最安で購入する方法

Outlook も必要なら Office Home & Business 2024

Office Home & Business 2024 を最安買い切りで購入する方法

Microsoft Office 2024 単品製品の価格

特定のアプリのみ必要なら、単体版オフィスがお買い得です。

Office 単品製品オンラインコード版
(ダウンロード)
パッケージ版
(POSAカード)
Excel 2024
\18,718\20,590
Word 2024
\18,718\20,590
PowerPoint 2024
\18,718\20,590
Outlook 2024
\18,718\20,590
Access 2024
\18,718\20,590
Visio Standard 2024
\52,873
参考価格

サブスクなら Microsoft 365 Personal

常に最新のソフトやクラウドサービス、スマホやタブレットでもオフィスが必要なら Mac向け サブスク型オフィス Microsoft 365 がオススメです。

サブスクオフィスが最適なケース

  • 短期間だけオフィスが必要
  • クラウドストレージが必要
  • Macのパソコンだけでなく、Windowsやマックやスマホ・タブレットでも使用したい

Microsoft 365 の比較

比較Microsoft 365 FamilyMicrosoft 365 Personal
ユーザー数1~6ユーザー1ユーザー
年額払い¥24,660(1年間)¥19,170(1年間)
パッケージ
イメージ
参考価格

Microsoft 365 と Office 2024 の選び方と違い【どっちがいいの?】

まとめ

現時点で、Officeの買い切り版や法人向け等の永久ライセンスが近い将来に廃止される予定はありません。

Microsoft は 2024年 10月 に新しい買い切り版「 Office 2024 」をリリースしており、特定のニーズに対応するため、この形態のライセンスを継続して提供する意向を示しています。

ただし、長期的な傾向としては、クラウドベースのサブスクリプションモデルへの移行が進んでいることは否定できません。Adobeの Creative Cloud のように、完全にサブスクリプションモデルに移行した例もあります。

Microsoftも主力製品としてはMicrosoft 365を推進しており、最新の機能や AI 機能(Copilot など)はサブスクリプション版でのみ提供される傾向にあります。

したがって、ユーザーや企業は自身のニーズと予算に応じて、買い切り版とサブスクリプション版を適切に選択することが重要です。特に、長期的な利用を考えている場合は、将来的なサポート状況や機能の拡張性も考慮に入れる必要があるでしょう。

Office買い切り版は当面存続しますが、その役割は特殊なニーズや環境に特化したものになっていく可能性が高いと言えます。一般的なユーザーや企業にとっては、クラウドベースのサービスがより魅力的な選択肢となっていくことが予想されます。

マイクロソフトのオフィス製品

Microsoft 365

Office 2024

単品製品

参考記事

Microsoft Office 2024 LTSC とは?2024年9月16日に発売【法人や学校向けオフィスの買い切りライセンス/価格】

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