Office搭載PCを買ってはいけない?デジタルアタッチ版オフィス2024のメリットとデメリット

プリインストール版オフィスは買ってはいけない?Office2024搭載パソコンのメリットとデメリット【2025最新】

Office 2024 付き Windows 11 パソコンのメーカー別おすすめPC選び方

パソコンを購入する際、「OfficeがセットのPC」と「OfficeなしのPC」より選ぶことができます。便利でお得なイメージのあるOfficeプリインストール版のPCですが、「実は買わないほうがいい」という意見も見かけます。

本記事では、Office 2024 が搭載されているプリインストール版パソコンのメリット・デメリットを詳しく解説します。

プリインストール版 Office2024 付き Windows 11 パソコン

Amazonで失敗しない!Office 2024 プリインストールWindows 11パソコンの賢い選び方

目次

なぜ「買ってはいけない」と言われるのか?

Windows 11 のパソコンへ最初から Office が搭載されている「プリインストール(デジタルアタッチ)型オフィス」は、いくつかの理由で否定的な意見があります。

画面サイズと重さで選ぶ!Office 2024 付き Windows 11 パソコンおすすめガイド

1.ライセンスの利用に制限がある

PCにプリインストールされているOfficeは、「デジタルライセンス」や「デジタルアタッチ」などと呼ばれ、そのパソコン専用のライセンスです。

つまり、将来また新しいパソコンに買い替えた時に、今のPCにインストールされているOfficeを移行することはできません。

数年以内にパソコンを買い替える可能性がある場合は、改めてOfficeのライセンスを購入する必要があります。結果的に、長期的に見ると割高になる可能性があります。

ライセンス移行ができるOfficeは、買い切り版

買い切り型オフィス Office 2024 の選び方【違いと比較】

2.最新のOfficeではない場合がある

プリインストールされるOfficeのバージョンは、パソコンの販売時期やメーカーの意向によるため、古いオフィスがプリインストールされている場合があります。

OfficeがプリインストールされたPCを購入する場合は、最新版の Office 2024 を選択しましょう。

また、Home & Business や Home など種類も限定されていることがあり、目的に合ったエディションを選べない可能性もあります。

楽天で賢く選ぶ!Office 2024 プリインストールWindows 11パソコン徹底ガイド

3.不要なアプリが含まれている場合がある

PCメーカーによっては、Office以外にも体験版や独自のユーティリティなど使わない可能性の高いソフトがプリインストールされていることがあります。これらのアプリは、PCの容量を圧迫したり動作が遅くなる要因となりえます。

4.サポート窓口が煩雑

プリインストール版Officeのサポートが必要になった際、パソコンメーカーとMicrosoftのどちらに問い合わせるべきか? サポートの窓口が一本化されていないため、解決に時間がかかる場合があります。

Office 2024 付き Windows 11 パソコンのメーカー別おすすめPC選び方

プリインストール Office のメリット

一方で、Office が搭載された Windows 11 のパソコンには、重要なメリットを受けることができます。

1.購入後すぐにOfficeが使える

最大のメリットは、Windows 11 のパソコンを購入してすぐに Office(Word、Excel、PowerPointなど)を使えることです。別途、Office を購入する手間やプロダクトキーの管理が必要ありません。

特に、パソコン初心者の方や、すぐにOfficeを使いたい方にとっては、非常に便利な選択肢と言えるでしょう。

2.セット購入による割引

Windows11のパソコンとOfficeを別々に購入するよりも、セットで購入することでお得に手に入れることが出来ます。特にパソコンのキャンペーンやセールは、お得にOfficeを手に入れることができるチャンスです。

価格・予算別で選ぶ!Office2024 搭載 Windows 11パソコン徹底ガイド

3.初期設定の手間が省ける

Officeが既にインストールされているモデルは、初期設定の手間を大幅に省くことができます。プロダクトキーを探したり、Microsoftアカウントでサインインしたりする手間が不要です。忙しい方や、できるだけ早くパソコンを使いたい方にとって、これは大きな利点となります。

一般向け プリインストール版オフィス Office Home & Business 2024 のインストール方法

プリインストール Office のデメリット

Office が搭載された Windows 11 のパソコンを選ぶ際は、次の点に注意しましょう。

1.ライセンスの種類を確認する

プリインストール(デジタルアタッチ)されているオフィスのライセンスが、永続ライセンス(Office 2024)なのか、それともサブスクリプション(Microsoft 365)なのかを確認しましょう。

種類参考製品ポイント
永続
ライセンス
Office 2024プリインストールされたパソコンを使っている間は、
追加の費用なく Office を利用できますが、
別のパソコンへの移行はできません。
サブスク
リプション
Microsoft 365常に最新バージョンのオフィスを利用でき、
複数のデバイスで利用できるなどのメリットがありますが、
定期的に費用が発生します。

Microsoft 365 と Office 2024 の違い

2.Officeのエディションを確認する

プリインストールされている Office のエディション(Home & Business や Home など)が、利用目的に合っているかを確認しましょう。

例えば、WordやExcel、PowerPointだけでなく、Outlookも利用したい場合は、Home & Business 以上のエディションを選ぶ必要があります。

Office Home 2024 と Office Home & Business 2024 の違い

比較Office 2024
Home
Office 2024
Home & Business
Microsoft 365
Personal
パッケージ
イメージ
【比較】Office Home 2024 と Office Home & Business 2024 の違い【オフィスホームアンドビジネス】【比較】Office Home 2024 と Office Home & Business 2024 の違い【オフィスホームアンドビジネス】【比較】Office Home 2024 と Office Home & Business 2024 の違い【オフィスホームアンドビジネス】
参考価格¥31,023
(買い切り)
¥39,582
(買い切り)
¥21,300
(1年間)
ユーザー数1名1名1名
インストール台数2台2台無制限
同時起動台数2台2台5台
OneDriveなしなし1TB
Word
Excel
PowerPoint
Outlook×
Access/Publisher××
Windows/Mac
iOS/Android××

【比較】Office Home 2024 と Office Home & Business 2024 の違い

3.不要なソフトがプリインストールされていないか確認する

購入前に、プリインストールされているソフトを確認して不要なソフトが多い場合は、別のモデルやOfficeなしのパソコンを検討するのも一つの方法です。不要なソフトは、アンインストールすることで容量を確保できますが、手間がかかることを考慮しましょう。

4.価格を比較する

「Office付きパソコン」と「パソコンの費用+別でOfficeのライセンスを購入する場合」の総費用を比較して検討しましょう。特に、オンラインストアでは、様々なキャンペーンやセールが行われていることがあるため、複数のショップを比較しましょう。

Office付きのノートパソコン

価格・予算別で選ぶ!Office2024 搭載 Windows 11パソコン徹底ガイド

PCと別で購入する買い切りオフィス

Office 2024 のセール情報

価格重視なら Office付き 中古パソコン

とにかく安くオフィス付きパソコンを手に入れたいなら、中古パソコンがおすすめです。

新品のオフィスソフトは3万円以上かかりますが、中古なら同じ予算でパソコン本体とオフィスがセットで手に入り、インストールやライセンス登録などの手間も軽減されます。

中古専門店では、スペックやバージョン、保証内容も比較できるので、用途に合った一台を選びやすいです。安さだけでなく、信頼できるショップで購入すれば安心して使えます。

店舗でも選べる中古パソコン屋さん「パソコン市場」

オフィス付き中古パソコンの探し方

現在販売されている機種は、左メニューの「用途、機能」より「ワード・エクセル搭載」を選択しましょう。

参考機種

情報は更新される可能性があるため、詳細はリンク先をご確認ください。

プリインストール版 と 買い切り型 の違い

Windows 11 のパソコンとオフィスをセットで購入できる「プリインストール版」と、別で手に入れる「買い切り型」の主な違いは、ライセンスの形態と利用できる範囲です。

Office 2024 付き Windows 11 パソコンのメーカー別おすすめPC選び方

主な違い

「プリインストール版 Office 」と「買い切り型 Office 」の主な違いは、次の通りです。

オフィスの違いプリインストール版買い切り型
参考製品Office 2024Office 2024
イメージ【2025最新】Office 2024 付き 富士通FMVパソコンの選び方|おすすめ機種一覧【国内メーカー】プリインストール版オフィスは買ってはいけない?Office 2024 搭載 Windows 11 のメリットとデメリット【2025最新】
参考価格例:\124,700\31,023
ライセンス他のPCへ移行できない他のPCへ移行可能
購入方法PC購入費用に含まれる単体で購入
利用期間永続版に利用可能
バージョン購入したバージョンのみ
インストール台数購入したPCのみ2台
クラウド連携基本的になし
情報は更新される可能性があるため、詳細はリンク先をご確認ください

Office2024 搭載 Windows 11 タブレット・2in1 PC

プリインストール版 Office 2024 の特徴

  • 利用台数
    プリインストール版は Windows11 のパソコンに最初からオフィスがセットされており、その1台専用のライセンスです。他のパソコンへ移行することはできません。
  • 購入方法
    パソコンの購入費用に含まれているため、Office単体で購入するよりも割安になることが多いです。
  • バージョン
    インストールされている時点のバージョンのみ利用できます。Office 2027 など新しいバージョンへの無償アップグレードは提供されません。  

    Office 2024 の延長サポート期限・終了はいつ?

プリインストール版は、オススメできない方

次のような方は、買い切り版やサブスク版のオフィスがオススメです。

  • 複数端末でOfficeを使いたい
  • 常に最新バージョン・機能を使いたい
  • クラウド保存や自動保存を重視する
  • パソコンを頻繁に買い替える

Microsoft 365 と Office 2024 の違い

買い切り型 Office 2024

Office 2024 付き パソコンの選び方

Office 2024 がプリインストールされた、Windows 11 のパソコンを選び方として次の記事もご参考下さい。

本当にOfficeが必要?

「とりあえずOfficeは必要だろう」と考えがちですが、実際に使う頻度はどうでしょうか?

  • 学生:レポート程度ならGoogleドキュメントや大学などのアカデミックライセンスでOK?
  • 社会人:会社より支給されたPCにOfficeが入っているケースが多い。
  • 主婦・高齢者:年賀状や家計簿程度ならオフィスは不要。

このように、Officeが必ず必要か利用用途に応じて検討しましょう。

Office は「必要になったら買う」が正解

パソコン購入時に「とりあえずOffice付きにしておこう」という選び方は、もはや過去のものです。
プリインストール版の Office は確かに便利な面もありますが、費用面や再利用のしづらさを考慮すると、十分に検討する価値があります。

特に以下のような方には、プリインストール版Officeは不要かもしれません。

  • Googleやクラウド中心で作業している
  • 会社や学校からOfficeが提供されている
  • 年に数回しかOfficeソフトを使わない

今後は、「必要なときに、必要な形で」Officeを選ぶことをお勧めします。

Office付きPC おすすめモデル・機種

Office 2024 がプリインストール(デジタルアタッチ)された、Windows11のパソコンのオススメ機種は次の通りです。

価格重視

価格重視の場合、最低でもCPU:Corei3以上・メモリ:8GB以上・Office2024が搭載されたPCを選択しましょう。

価格重視価格重視国内メーカースタンダード
イメージ価格・予算別で選ぶ!Office2024 搭載 Windows 11パソコン徹底ガイド~後悔しない最適モデルの選び方2025~価格・予算別で選ぶ!Office2024 搭載 Windows 11パソコン徹底ガイド~後悔しない最適モデルの選び方2025~価格・予算別で選ぶ!Office2024 搭載 Windows 11パソコン徹底ガイド~後悔しない最適モデルの選び方2025~
参考価格\114,800
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\124,700
+2,494pt(amazon)
\135,340
+14,653pt(楽天)
メーカーDELL富士通HP
シリーズInspiron 15 3530FMV Lite WA1/J2HP 15-fd 
型番NI325A-FHHBBFMVWJ2A15W_AZAY6R5PA-AAAD
OSWindows 11 HomeWindows 11 HomeWindows 11 Home
CPUIntel Core i3-1305UIntel Core i5-1235UIntel Core i5 120U
メモリ8GB16GB16GB
ストレージ512GB SSD512GB SSD512GB SSD
画面サイズ15.6インチ15.6インチ15.6インチ
重さ1.62kg1.7kg1.65kg
プリインストールOffice Home & Business 2024
Word
Excel
PowerPoint
Outlook
メーカー保証1年間1年間1年間
情報は更新される可能性があるため、詳細はリンク先をご確認ください

Office 2024 搭載 富士通FMVパソコンを安く買う方法|オフィス付きPCの価格

学生や持ち運び向け

学生や外出先での利用が多い場合、オフィスが搭載されたコンパクト・軽量のPCを選択しましょう。

学生など持ち運び用コスパ重視Surface Laptop高性能AI-PC
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参考価格\169,770
+3,395pt(amazon)
\189,882
+3,989pt(amazon)
\233,099
+5,448pt(amazon)
メーカーHPMicrosoftASUS
シリーズPavilion Aero 13-bgSurface LaptopZenbook SORA
型番A17X7PA-AAGNEP2-18284UX3407RA-HA32570BES/A
OSWindows 11 HomeWindows 11 HomeWindows 11 Home
CPURyzen 5 8640USnapdragon X PlusAMD Ryzen7 8840HS
メモリ16GB16GB32GB
ストレージ512GB SSD512GB SSD1TB SSD
画面サイズ13.3インチ13.8インチタッチ14インチタッチ
重さ990g1.34kg980g
プリインストールOffice Home & Business 2024
Word
Excel
PowerPoint
Outlook
メーカー保証1年間1年間1年間
情報は更新される可能性があるため、詳細はリンク先をご確認ください

Office 2024 搭載 Windows 11 パソコンのスペック(CPU)別選び方ガイド

ビジネス向け

ビジネス向けであれば、オフィスが搭載された Windows 11 Professional の高性能PCを選択しましょう。

ビジネス向けコスパ重視モバイル軽量タッチパネル国内メーカー軽量
イメージプリインストール Office 2024 搭載 Windows 11 Professional パソコンの選び方【2025最新】プリインストール Office 2024 搭載 Windows 11 Professional パソコンの選び方【2025最新】プリインストール Office 2024 搭載 Windows 11 Professional パソコンの選び方【2025最新】
参考価格\151,800
+2,898pt(yahoo)
\224,980
+6,233pt(楽天)
\246,400
+4,704pt(yahoo)
メーカーdynabook富士通dynabook
シリーズGA/ZYFMV LIFEBOOK UHRZ/MY
型番W6GAZY7PCLRK_WU3J3_A014W6RZMY7PAL
OSWindows 11 Professional
CPUAMD Ryzen 7 7730UInIntel Core i7 1360PIntel Core Ultra 7
メモリ16GB16GB32GB
ストレージ512GB SSD512GB SSD1TB SSD
画面サイズ13.3インチ13.3インチ14インチ
重さ956g998g899g
プリインストールOffice Home & Business 2024
Word
Excel
PowerPoint
Outlook
メーカー保証1年間1年間1年間
情報は更新される可能性があるため、詳細はリンク先をご確認ください

プリインストール Office 2024 搭載 Windows 11 Professional パソコンの選び方

購入時の注意点

中華製ノーブランドPCに注意!

メーカー名や公式サイトが不明なパソコンは、品質やサポートの信頼性に大きな懸念があります。

製品の品質が保証されないだけでなく、技適マークがないため日本国内での無線LAN使用が違法となる可能性があります。また、不具合時のサポートが期待できず、個人情報流出のリスクも排除できません。安易な購入は避け、信頼できるメーカーの製品を選びましょう。

非公式オフィスのセットPCは注意

Office2019など古いバージョンのオフィスやOffice Professional Plus などのオフィスがセットになったPCは、海賊版やライセンスの違法転売である可能性があります。

非正規品の見分け方

・Office Professional Plus や Office 365 をPCにセットして販売している
・Office Home & Student 、Office 365 Home Premium をPCにセットして販売している
・公式ショップと比べて価格が極端に安い

【マイクロソフト公式】非正規品の Office にご注意ください。

古いバージョンや中古のOfficeライセンス

古いバージョンや中古で販売されているOfficeライセンスは、安価に入手できる場合がありますがライセンスの有効性や譲渡条件などを十分に確認する必要があります。

不正なライセンスである可能性もあるため、信頼できる販売元から購入するようにしましょう。

無料のOffice互換ソフト

基本的な文書作成や表計算などの用途であれば、LibreOfficeやOpenOfficeといった無料のOffice互換ソフトでも十分な場合があります。

これらのソフトは、Microsoft Officeとの互換性も高く、無料で利用できるため、コストを抑えたい方におすすめです。

オフィスとPCを別々買うなら、買い切り型 Office Home 2024

Microsoft 365 PersonalとMicrosoft 365 Family の違い【一人で使う】

買い切り版オフィスのメリットは、1度購入すれば初期費用のみで永続的にオフィスを利用できるので安価に購入することが可能です。また、必要なソフトやインストールしたいPCを選んで購入することができます。

Microsoft 365 と Office 2024 の選び方と違い【どっちがいいの?】

Microsoft 365 PersonalとMicrosoft 365 Family の違い【一人で使う】

Office Home & Business 2024 を最安買い切りで購入する方法

まとめ

Office 2024 がプリインストールされた Windows 11 のパソコンは、「買ってはいけない」わけではない。

賢く選ぶことが重要です。

プリインストール(デジタルアタッチ)版の Office は「すぐに使える」「一括払いで安心」といったメリットがある一方、長期的に見るとアップグレードやライセンス移行ができなかったり、クラウド連携の弱さなどいくつかのデメリットがあります。

特に、複数のPC端末やスマホ・タブレットでの利用、最新機能の活用を考えるなら、Microsoft 365のようなサブスクリプション型が便利なので合わせて検討しましょう。

Microsoft 365 Personal

プリインストール版オフィス付き Windows 11 パソコン

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