オフィス 2024 とは?
オフィス 2024は、2024年10月1日に一般向けに提供が開始され、アプリそれぞれのパフォーマンスが向上したエクセルやワード、パワーポイントなどを含んだ最新の統合型文書作成ソフトウェアです。
エクセルは、IMAGE関数や動的配列を活用したグラフ作成などデータ処理能力が向上しました。
パワーポイントは、レコーディングスタジオやカメオ機能が追加され、より魅力的なプレゼンテーションが可能になり、ワードは、セッションのクラッシュ回復機能が向上しました。
OneNoteは描画機能の改善が施され、アウトルックの検索機能と会議管理オプションも改善されました。
全アプリケーションで新しいオフィステーマが導入され、アクセシビリティツールも強化されています。オフィス2024は、これらの新機能でより効率的で創造的なPC操作をサポートします。
オフィス 2024 のラインナップ
オフィス2024は、「Microsoft Office Home and Business2024」と「Microsoft Office Home 2024」と2つのプランが提供されています。それぞれの違いは、メール管理ソフト「Outlook 2024」が含まれているかいないかです。
Microsoft Office Home and Business 2024
Microsoft Office Home 2024
オフィス2024の主な新機能
オフィス 2024の主な新機能は以下の通りです。
Excel 2024 の新機能
Excel2024では、アプリのパフォーマンスが大幅に改善され複数のワークブックを同時に開いても作業効率が向上しました。
また新たに追加された「IMAGE 関数」で、URLやファイルパスから画像をセルに直接挿入でき、 画像を動かさず、 Excel テーブル内で簡単に移動、サイズ変更、並べ替え、フィルター処理を行うこともできます。
・画像に代替テキストを追加
・セル内の画像を移動・サイズ変更
・画像を含むデータの並べ替えやフィルタリング
・Excel テーブル内での画像操作
この機能は、在庫リスト、ゲームデータ、従業員情報、数学的概念の説明など、様々なデータを視覚的に豊かにするのに役立ちます。
PowerPoint 2024 の新機能
Power Point 2024では、新たに次の機能が追加されました。
・レコーディングスタジオでのビデオ作成機能
・カメオ機能の強化 – プレゼンターの映像をスライドに挿入可能
・クローズドキャプションの追加機能
その他アプリの機能
Word2024では、アプリフリーズ時のセッション自動回復機能が追加され、OneNote2024やOutlook2024でも新しい機能の追加や改善が行われています。
また、OpenDocument Format (ODF) 1.4のサポートが行われることになり互換オフィスとの相互利用がしやすくなっております。
オフィス2024の違い
オフィス2024のライセンスは、入手方法によりいくつかの種類があります。
買い切り版Office2024
Amazonや楽天などのネットショップでは、買い切り版Office2024をパッケージ(カード)版とライセンスダウンロード版の2通りあります。
最新の買い切りオフィス Microsoft Office 2024 の比較と選び方【どれを選べばいいの?】
Microsoft Office Home & Business 2024 のオンラインショップ価格一覧
オンラインショップ | オンラインコード版 (ダウンロード) | パッケージ版 (POSAカード) |
---|---|---|
Microsoft Office Home & Business 2024 | ||
\39,982 | \43,980(実質¥43,540) +ポイント:440pt | |
\43,980(実質¥39,144) +ポイント:4,836pt | \43,980(実質¥39,982) +ポイント:3,998pt | |
\43,980(実質¥42,343) +ポイント:1,637pt | – | |
\43,980 | – | |
\43,980(実質¥39,582) +ポイント:4,398pt | – |
Microsoft Office Home 2024 のオンラインショップ価格一覧
オンラインショップ | オンラインコード版 (ダウンロード) | パッケージ版 (POSAカード) |
---|---|---|
Microsoft Office Home 2024 | ||
\31,343 | \34,477(実質¥34,132) +ポイント:345pt | |
\34,477(実質¥30,686) +ポイント:3,791pt | \34,477(実質¥30,686) +ポイント:3,791pt | |
\34,470(実質¥33,186) +ポイント:1,284pt※条件あり | – | |
\34,480 | – | |
\34,470 | – |
プリインストール版 Office 2024
プリインストール版Office2024には、従来のライセンスカード版に加えデジタルライセンス(デジタルアタッチ)版と呼ばれるプロダクトキーのないPC組み込む型のオフィスより選択します。
プリインストール版 Office Home & Business 2024 のプロダクトキーがない【インストール方法】
デジタルライセンス(デジタルアタッチ)版
デジタルライセンス版のオフィスはプリインストールされたパソコン本体にライセンス登録されており、プロダクトキーがなくカードは添付されません。また、マイクロソフトアカウントの登録は必須ではありません。主に法人向けのパソコンに添付されたオフィスに採用されます。
パッケージ(ライセンスカード)版
利用開始するには、添付されたカードの「Office 使用開始手続き」を参考に、マイクロソフトアカウントにログインした状態でOffice2024をダウンロード・インストールし、ライセンス認証を行います。マイクロソフトアカウントは必須で主に個人向けのパソコンに添付されたオフィスに採用されます。
Office 2024 や Microsoft 365 のインストールに必要なマイクロソフトアカウントを無料で作成する方法
プリインストール版Office2024 | デジタルライセンス版 | パッケージカード版 |
---|---|---|
対象 | 企業や法人向け | 個人や家庭向け |
インターネット接続 | 必須 | 必須 |
マイクロソフトアカウント | なくてもOK | 必須 |
買い切りライセンス版 Office 2024 LTSC
「Microsoft Office 2024 LTSC (Long-Term Servicing Channel) 」は、特定の業務用途向けにマイクロソフトが提供する買い切りオフィスの法人や学校向け永久ライセンスです。
主に企業や組織がシステムの安定性やセキュリティを重視する環境で使用され、定期的なアップデートがなく必要最小限のセキュリティ更新のみ適用することができます。また、インターネットに接続することができない環境での使用に適しており、サブスク型Microsoft 365と異なり買い切り型のライセンスです。
Microsoft Office 2024 LTSC とは?2024年9月16日に発売
Mac版Office2024の機能改善
また、Office 2024のMac向けに追加・改善された主な機能は以下の通りです。
新しいOfficeテーマの導入
Fluent Designの原則に基づいた新しいテーマにより、Mac上でより自然で一貫性のあるユーザーエクスペリエンスを提供します。
Excel2024の機能強化
- 動的配列を使用した動的グラフ作成が可能に
- 新しいテキスト関数と配列関数の追加
- IMAGE関数の導入で、Webから画像を直接セルに挿入可能
- 複数のブックを同時に開いた際のパフォーマンス向上
PowerPoint2024の改善
- カメオ機能の追加で、ライブカメラフィードをスライドに直接挿入可能
Outlook2024の新機能
- 優先受信トレイ機能の導入(フォーカスあり/その他のタブ分割)
Wordの機能追加
- セッション自動回復機能の強化
操作性の向上
これらの機能により、Mac上でのOffice 2024の使用体験が向上し、生産性の改善が期待できます。
まとめ
Office 2024は、生産性向上、ユーザビリティ、セキュリティ、そして環境への配慮を総合的に考慮した包括的なアップデートとなっています。AIの活用、クラウド連携の強化、パフォーマンスの最適化など、現代のビジネスニーズに応える多くの新機能と改善点が盛り込まれています。
個人ユーザーから大企業まで、幅広いユーザーのワークフローを効率化し、創造性を引き出すツールとして、Office 2024は新たな標準を打ち立てています。常に進化を続けるデジタルワークスペースの中心として、今後も多くのユーザーに選ばれ続けることでしょう。
【参考】サブスク型 Microsoft 365
常に最新版のソフトウェアやクラウドサービス、スマホやタブレットでもオフィスを使いたければWindows向けサブスク型オフィス「 Microsoft 365 」がオススメです。
サブスクオフィスを選んだ方がいい場合
- 短期間だけオフィスが必要
- クラウドストレージが必要
- Windowsのパソコンだけでなく、マックやスマホ・タブレットでも使用したい
Microsoft 365 と Office 2024 の選び方と違い【どっちがいいの?】
マイクロソフトのオフィス製品
Microsoft 365
Office
- Microsoft Office Home 2024
- Microsoft Office Home & Business 2024
- Microsoft Office Professional for Windows 2021
- Microsoft Office Professional Academic for Windows 2021
- Microsoft Office Academic for Mac 2021
単品製品
- Microsoft Excel 2024(エクセル)
- Microsoft Word 2024(ワード)
- Microsoft PowerPoint 2024(パワーポイント)
- Microsoft Outlook 2024(アウトルック)
- Microsoft Access 2024(アクセス)
- Microsoft Visio Standard 2024(ビジオ)
- Microsoft Visio Professional 2024(ビジオ)
- Microsoft Project Standard 2024(プロジェクト)
- Microsoft Project Professional 2024(プロジェクト)
参考記事
Microsoft 365 Personal は商用利用できる?
Office 2024 オンラインコード版(ダウンロード)とパッケージ版(POSAカード)版の違いと価格の比較
Microsoft365 と Office2024 の比較と選び方【違いは何?どっちがいいの?】
最新の買い切りオフィス Microsoft Office 2024 の比較と選び方【どれを選べばいいの?】
【最新比較】Office Home 2024 と Office Home & Business 2024 の違いと選び方