【Office 2024 LTSC】オープンビジネスライセンスとCSPライセンスの違い【法人向け買い切りライセンス】

【Office 2024 LTSC】オープンビジネスライセンスとCSPライセンスの違い【法人向け買い切りライセンス】

本記事では、2024年10月に発売した法人向け買い切りライセンス「Office 2024 LTSC」のCSPライセンスについて、旧オープンビジネスライセンスとの違いを分かりやすく解説します。

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目次

旧 Microsoft Open Business ライセンス

法人向け買い切りライセンスとして一般的だったマイクロソフトオープンビジネスライセンスは、2021年12月で販売が終了致しました。

Windows Server やユーザーCAL/デバイスCAL、Officeなどの永続ライセンスは、新たな販売形態「CSPライセンス」へ移行する必要があります。

オープンビジネスライセンスがなくなると?

これまで主流だった「マイクロソフトオープンビジネスライセンス」の販売が終了すると、次のデメリットが発生します。

  • 新規ライセンスの発行ができない。
  • Microsoft 365などクラウドサービスなどの更新ができない。
  • ソフトウェアアシュアランス(SA)の更新ができない。

ソフトウェアアシュアランスとは?

マイクロソフトのソフトウェアアシュアランス(SA)は、ボリュームライセンスの利用者向けに提供されているオプションサービスです。主に企業や官公庁・学校などの大口顧客を対象としており、主な特徴は次の通りです。

  • 有効期間中にリリースされた新バージョンを、新規にライセンスを購入せずアップグレードできる。
  • 年次での分割払いオプションを利用できる。
  • 組織内のサーバーやデスクトップ製品の展開・管理に必要なサポートやツールが利用できる。
  • トレーニングやeラーニング、技術サポートなどの特典が利用できる。

マイクロソフトオープンビジネスライセンスで利用していた「Microsoft 365」や「Windows Server」ライセンスは、後継サービスの「CSPライセンス」へ切り替える必要があります。

一般向けMicrosoft Office 2024とOffice 2024 LTSCの違い

CSPライセンス とは?

マイクロソフトはエンドユーザーのライセンス管理を容易にするため、新たにCSPライセンスの提供を開始しました。CPSライセンスを利用することにより、ライセンス管理や運用がより効率化することができます。

CSPプログラムで提供される永続ライセンスは「Perpetual Software in CSP」または「Software in CSP」と呼ばれます。

Microsoft Office 2024 LTSC とは?2024年9月16日に発売

CSPライセンスのメリット

コスト削減

CSPライセンスは、1ライセンスから購入可能で、実際に使った分だけ支払う従量課金方式です。余分なライセンスを購入する必要はないのでコスト削減に繋がります。

運用管理の効率化

Microsoft 365やAzuruなどサブスク製品と同じように、CSPライセンスもMicrosoft 管理センターで一元管理できます。

一元管理

Microsoft 管理センターでライセンスを⼀元管理でき、保有しているライセンスを効率的に運用することができます。

オープンビジネス と CSPライセンス の違い

CSPライセンスでは、プロダクトキーの取得からライセンス管理までMicrosoft365管理センターで⼀元管理が可能です。また、新規購入は1ライセンスから可能なので、無駄なコストは発生しません。

オープンビジネスライセンス と CSPライセンス の違い

ライセンスの違いオープンビジネスライセンスCSPライセンス
ソフトウェアアシュアランス(SA)ありなし
管理方法VLSCサイトMicrosoft 管理センター
Microsoft 365のテナント不要必要
最低購入数新規3より(追加1)新規1より
ダウングレード○※(製品ごとに要確認)

Microsoft Office 2024 LTSC のXMLインストールと削除方法

これまでのライセンス形態

OfficeやServer、CALなどのライセンスはVLSC

クラウド製品はMicrosoft 365管理センター

CSPライセンス契約になると

Officeやサーバー、Microsoft 365などクラウド製品をMicrosoft 365管理センターでまとめて運用することができます。

主なCSPライセンス製品

Officeアプリ

  • Office LTSC Standard 2024
  • Office LTSC Professional Plus 2024
  • Office LTSC Standard for Mac 2024
  • Word LTSC 2024
  • Excel LTSC 2024
  • PowerPoint LTSC 2024
  • Access LTSC 2024
  • Outlook LTSC 2024
  • Project Standard 2024
  • Publisher LTSC 2024
  • Visio LTSC Standard 2024

Windows

  • Windows 10 Enterprise LTSC 2021 Upgrade
  • Windows 10 Enterprise N LTSC 2021 Upgrade
  • Windows 11 Pro
  • Windows 11 Pro N

Server

  • Windows Server Standard Core 2022
  • Windows Server CAL 2022
  • Windows Server Data Center Core 2022
  • Windows Server 2022 External Connector
  • Windows Server 2022 Rights Management External Connector
  • SQL Server Standard 2019
  • SQL Server Standard Core 2019
  • SQL Server Enterprise Core 2019
  • SQL Server CAL 2019Exchange Server Standard 2019
  • Exchange Server Enterprise 2019
  • Project Standard 2021
  • Project Server 2019
  • SharePoint Server 2019
  • Skype for Business Server 2019

CSPライセンス購入の流れ

  • 販売代理店へ問い合わせ
  • CSPアカウント申込書の提出
  • CSPアカウントを作成
  • 対象ライセンスの見積を取得
  • 対象ライセンスを注文
  • 受注処理
  • Microsoft 365管理センターにログイン
  • インストールファイルをダウンロード
  • プロダクトキーを取得
  • 購入製品のインストール

Office 2024 LTSC をCSPライセンスで購入

Office 2024 LTSC(Long-Term Servicing Channel)は、Microsoftが提供する法人向けの永久ライセンス版Officeソフトウェアです。LTSCは長期サービスチャネルの略で、Windowsアップデートを行うことができないシステムの安定性やセキュリティを重視するデバイス向けに設計されています。

主な特徴

  • 買い切り型の法人向けライセンス
  • 定期的な機能更新がなく、セキュリティ更新のみ提供
  • オフライン環境での使用に適している
  • 特定の業務用途向け

注意点

機能更新

Office LTSCは機能更新が行われません。オフィスの最新機能が必要な場合は、サブスクリプション型のMicrosoft 365を検討しましょう。

ソフトウェアアシュアランス

CSPライセンスではソフトウェアアシュアランス(SA)が提供されないため、SAの特典が必要な場合は別の選択肢を検討する必要があります。

移行計画

Openライセンスから移行する際は、既存のライセンス資産の管理や移行タイミングを慎重に計画する必要があります。

まとめ

Office 2024 LTSCの永続ライセンスは、オープンビジネスライセンスよりCSPライセンスへ移行しました。CSPライセンスは、より柔軟な購入オプションと簡素化された管理を提供し、多くの法人や団体にとってメリットがあります。

Microsoftのライセンス体系は複雑で変更も頻繁にあるため、最新の情報を確認し、必要に応じて専門家に相談することをお勧めします。適切なライセンス選択により、コスト最適化と効率的なIT環境の構築が可能となります。

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